先日、毎年恒例の造園技能士の講習会がありました。


庭志から庭師へ

毎年、私も役員として、講習会の準備などをしています。


この試験、みんなが嫌がる過酷で悲惨な試験なんです。


技能士試験なんて聞きなれない方の為に、少し説明しますと、専門的な技術を要する職種毎に、技能士という資格があります。


この技能士という試験、色々な分野に於いてあるようですね。
造園の場合は1級~3級とあります。



試験の内容は造園の場合ですと、


まずは筆記試験。

次に30cm程度の枝から樹種を見極める試験。


それと、決められた設計の庭を実際につくる実技試験があります。



この実技試験が、恐ろしく過酷なんです。

試験時間が3時間で、その間に設計図通りの庭を寸法どおりに完成しなければいけません。


ハッキリ言って、誰がやっても1回目は絶対に時間内に出来ないでしょう。

特に1級は。




それ程、内容が濃く設定してあります。




とにかく、図面を頭に叩き込んで、練習あるのみです。


さらに、試験日が毎年8月の後半なので、酷暑の中の試験となり、いつも受験者は川に飛び込んだが如く、パンツまでビショビショです。

可哀そうなことに受験者は、この暑い8月、平日は仕事でこき使われ、休日は技能士試験の練習という悲惨な目に合います。



盆休みも練習で潰れてしまいますし。



ホント。お気の毒です。



こんな悲惨な目、もう2度と会いたくない。


と、思ってみんな頑張るんですが・・・

やっぱ落ちるヤツっているんですよねぇ。

などと、去年のちょうど今頃も、同じような事をブログに書いたんですが。。。


今年の技能試験は、松原造園の若い衆3名も1級を受験します。

『落ちるヤツっているんですよねぇ』

なんて、他人事のように言ってられません。

恵美クンと。

庭志から庭師へ

金山クン。

庭志から庭師へ

そして、花田クン。

庭志から庭師へ

残念なことに花田クンは、今日8月20日付けをもって、松原造園を退職されます。


気は優しくて力持ち。

を地でいってた花田クン。

4年5カ月にわたって、松原造園を盛りたててくれました。

もう同じ目標に向かって、一緒に汗を流す事が出来なくなるのかと思うと、ひじょ~~~に寂しい思いはしますが、花田クンにとっては新たな『始まり』となります。

また新たな会社で活躍してくれることを期待しています。

そして、またいつか美味いモンでも囲んで、昔話ができる日が来ればいいなぁなんて。

そんな事を考えながら、送り出してあげました。

ちと話がそれましたが、そんな花田クンも技能士の資格にはチャレンジします。

3人とも今年の夏は、バカンスはおあずけで、練習に打ち込んでいるようです。

是非とも3人とも合格していただいて、来年の夏はバカンスしてほしいものです。

最後にもう一度、花田クンに心からエールを送りたいと思います。

花田頑張れ!!