朝晩の冷え込みもさることながら、日中の暑さも随分と楽になりまして、植物たちも『まぁ今年はこんなもんにしといたろか』なんて言ってるのかどうか判りませんが、枝葉の成長もようやく落ち着いて来る頃です。

我が社の電話も、心地よい間隔でメロディを奏で始めました。
昨年同様、今年も順次、剪定のご依頼をいただいております。ありがたいことです。

個人邸のお庭の手入れ、マンションの緑地の手入れ。
それに加えて公共工事と、毎日3班くらいで回らせていただいております。

そんな中、長年重宝していた1tトラックがとうとう動かなくなりました。
少し前から調子が悪くて、度々修理に出してたんですけども、整備士さんからついに「もう十分コイツはよくやったと思うんです」と、タオル投入の要請がありまして、ついに私も涙ながらにタオルを投入したという次第であります。

しかしながら、現場が重なるこの時期に、車が一台でも減るのはやっぱり業務上、かなり痛いわけでして。

慌てて買いました。中古車ですけどね。

1tトラック。マツダのボンゴ。

道が狭いから2tダンプではちょっと…。でも、道具や剪定ゴミが結構あるんで軽では無理。
なんてとこに、このマツダのボンゴが大変便利です。

荷台もダンプと違って低いですから、道具の積み下ろしも楽ですし。

青い車体で統一していた松原造園の車両たちですが、4か月前に購入した軽トラックから、デザインを一新しています。

トラックの正面には私が筆で書きなぐった『庭と全力であそぶ』の文字とはっぱのマーク。

「あそこの払いが甘い」とか、「あそこの跳ねはもっと力強く」とか、添削はよして下さいよう。
ただの素人の趣味なんですから。
心意気だけ感じていただけると嬉しいです。

今年の6月に購入した軽トラックの正面には、『立志照隅』と入れてました。

これから、白をベースとしたこのデザインで統一していこうと思っていますが、正面だけは今自分にとって一番必要だと思う言葉を入れることにしました。

後々、「なんであんな言葉入れたんやろ」なんて、思うかも分かりませんが、そんなことは気にしない気にしない。

青臭くたっていいんです。人生、一生青春ですから。

『庭と全力であそぶ』

『全力』ってところがミソです。
全力を出し切るってことは、言わば当たり前のことなんですが、これがなかなか難しいことでして、ついうっかりすると全力を出し切ってない自分があったりします。

口を開けてほうけそうになったとき、頭をパチンと叩いて律してくれる人でもいればいいんですが、もうそんな甘えられる立場でもありませんし。

仕事をしている最中に、ふとトラックを見て思い出す。
とにかく全力を出し切ること。

木と全力で向き合う。石に全力でぶつかる。お施主さんと全力で接する。
庭と全力であそぶ。全力の笑顔。全力で楽しむ。

手を抜くようなことは、したくないなと。そんな気持ちです。

なんにせよ、この新しい1tトラックで明日から現場に向かいます。
慣れ親しんでいただいてる青いトラックとは違いますが、暖かい目で迎えてもらえると嬉しいです。