パープルサンガの試合?
今日は一日中雨やで。
こんな11月の冷たい雨の日に、誰が好き好んでJリーグの試合観戦に行くねん。
しかも京都パープルサンガはJ1やなくてJ2やぞ。
なんぼパープルサンガの練習場が我がまち城陽市にあって身近な存在や言うたかて、なにもこんな日に、しかも家族全員で応援に行くほど、我々家族はサッカー好きやったか?

なんてことを、朝から訴え続けている私をよそに、雨合羽やらなんやらかんやらを鞄に詰め込み、淡々と準備を続ける嫁さん。
どうやら彼女は本気らしい。

「はい」と上着を渡され、暖房を消され照明を消され、流れに流されるようにして靴を履きつつも、私は最後の抵抗を試みた。

「ほら見てみ。天気予報でも、今日は一日中しっかり振り続けるみたいやで」と私は一時間おきの天気予報を教えてくれるサイトに携帯電話でアクセスし、傘のマークがズラリと並んだ画面を嫁さんにかざして見せる。

嫁さんはにっこり微笑んで、車の鍵を私に渡したのだった。

                 *  *  *  *  *

昨日の日曜日、京都の西京極球場でJリーグの試合観戦をしてきました。

日本代表の試合なんかはテレビでよく観ますが、実際のサッカー観戦に行くのはこれが初めてです。
それというのも、小学校3年生になる長男坊が一年ほど前からサッカーを始めたせいです。
子どもをバリバリの文系にして、ガリ勉くんに育て上げようと目論んでいた私にとっては、子どもが「サッカーしたい」なんて言い出したのは随分な誤算でしたが、本人がしたいと言い出したもんは仕方ありません。

人手不足のときはサッカーコートのライン引きを手伝ったり、ゴールポストを運んだりと、少しくらいのお手伝いはさせてもらいますが、まさか11月の冷たい雨の日に、合羽を着て寒さでふるえながらのJリーグ観戦に付き合わされるとは!!

なおなり君よ。パパはそれほど、君のサッカーには賛成していないぞ!!
なんて本心は、さすがに子どもの前では言えますまい。

こういう試合観戦に行ったことのない私は、「こんな雨の日に観に来る物好きなんて、ひょっとしてウチの家族だけだったりして」なんて心配しましたが、とんでもない。

西京極スタジアム、なんと満員ですがな。

京都パープルサンガ 対 ヴァンフォーレ甲府
試合結果は、両者見所なく0対0の引き分け。

寒さに耐え忍んでいた私は、雨に濡れながら応援する子どもたちの写真を撮る余裕もなし。

そして、あらためて思いました。

サッカーの90分は…

…長い!!