なんか前回のブログの続きでこのネタはとっても厭なんですが。

忙しいこの時期に、遊びのような仕事をしてきました。

半坪ほどの、ガラス張りの、吹き抜けのスペースとなる坪庭。

 
 
 
『20年前につくったまま、飽きたのでつくり替えてほしい』
という依頼を受けまして

『玄関前やし、〝福を呼び込み、悪いものを追い払う庭〟がいい』
『既存のものをうまく利用できれば』

と言われたので、喜び勇んで考えたのは
〝福を汲み上げる水車のある庭〟と
〝邪気を追い払う鬼瓦と瓦の袖垣の庭〟の2プラン。

 

が、却下でした。

却下なら、普通はもう私の出番はないんですけどね。

「これとこれとをここに置いてこう…」なんて、お客さんの
言われるがままに出来上がったのが。

 

ドジャーン。

赤く色づくもみじ。
真っ赤に咲き誇る紅梅。

といっても、水を必要としません。
光合成しません。
イミテーションを使いました。

普段から、なんでもやります!と、公言している私ですので
もちろん何でもやるつもりではおりましたが、
お客さんに「もうちょっと回そか」とか「もうちょい右に」なんて
全て指図されつつの石やオブジェの配置は、さすがに苦笑いしかありませんでした。

そういうお客さんに出会ったのが初めてでしたもので。

でも、非常に勉強になりました。
私とはびっくりするほど真逆だったもので♪

人それぞれといいますが、ホントその通り。
人それぞれの感性があるんです。
もう笑っちゃうほど、私とは水と油でしたが。

なんで仕事をさせていただけたのか、いまでも不思議です。

 

でも、仕上がりはいいでしょ。
玄関が明るくなりました。

お客さんも満足していただけて、ホント良かった。

めでたし、めでたしです。