京都市では

1999年度から地球温暖化やヒートアイランド現象の緩和、そして良好な景観の形成を目的に都市の緑化を進めるため、「京のまちなか緑化助成事業」を実施されています。

え~っと。

とにかく、どのような助成制度なのか。
判りやすく、例を挙げます。

玄関前にシンボルツリーを植える工事費を京都市が半分負担してくれる。


リビングの窓にゴーヤーでグリーンカーテンをしようと計画し、既存の土間を撤去し、花壇をつくり、土を入れ、ネットを張り、苗を植えるといった工事を業者に依頼したら、京都市が半分負担してくれる。


上記は一例です。

今年度は、この制度を気軽に利用できるよう、助成対象の幅が広くなっています。

きちんと説明させていただきます。

<対象区域>

この事業は京都市の市街化区域(風致地区および歴史的風土特別保存地区を除く)内において、個人や事業主の方が建築物の屋上・壁面や駐車場等の道路に面する敷地において,新たに樹木の植栽などの緑化を行う際に,京都市が設置費用などの助成を行うものです。

ですから、『京都市内の市街化区域内で緑化に対して助成する』ということになります。

<助成の対象>

  屋上緑化

建築物の屋上において、樹木や地被植物等による5㎡以上の緑化。
ちなみに今年度から、1年生植物および野菜類も対象となります。
こういった気軽な緑化も対象となるわけです。

  壁面緑化

建築物の壁面に沿って、つる性植物や壁面緑化による、5㎡以上の緑化。
もちろん、この場合も1年生植物や野菜類なんかもOKです。

  地上緑化

地上緑化とは、通常の植栽のことです。
生垣やシンボルツリー、駐車場内の緑化などが対象となります。
ただ、この場合、少し条件が付いてきます。

1.道路に面する敷地や駐車場において、3㎡以上緑化をすること。ただし、3m以上    の高木の場合は樹木1本からの対象となります。

2.道路から樹木が見え、かつ道路から6m以内の場所の緑化であること。

6mといいますと、大体下図のような構成の駐車場の奥行きが約6mです。
庭志から庭師へ
ですので、ガレージの奥までなら、おおよそ対象になるということです。

参考にしてください。

<助成金の限度額>


屋上緑化の場合・・・10,000円/㎡(費用の2分の1限度) 助成金は30万円を限度
壁面緑化の場合・・・5,000円/㎡(費用の2分の1限度) 助成金は15万円を限度
地上緑化の場合・・・5,000円/㎡(費用の2分の1限度) 助成金は15万円を限度

助成金はそれぞれ千円未満切捨てとなります。

緑化の種類は重複して申請することは出来ますが、助成金の合計額は上限30万円となります。

<助成対象となる経費>

1 基盤造成に伴う既設構造物の撤去工事費
2 基盤造成及び潅水施設等の材料費及びその工事費
3 土壌,肥料,支柱及び植物等の材料費
4 植栽工事費
5 壁面緑化の誘引資材の材料費及びその工事費

既存構造物の撤去から木を植えるまで。
ここまでの工事経費が対象となるのは嬉しいですね。
安心してこの制度を利用することができます。

今年の夏はグリーンカーテンを試みてみようかなんて思っていた人。
以前から緑化に関心はあったが、踏ん切りがつかなかった人。

そんな方はぜひ、この度の助成制度をきっかけになさいませんか。

申請受付期間です。

【前期】平成22年5月12日(水曜日)から平成22年5月21日(金曜日)まで

    約20件募集(屋上緑化・壁面緑化・地上緑化)

【後期】平成22年10月13日(水曜日)から平成22年10月22日(金曜日)まで

    約10件募集(屋上緑化・壁面緑化・地上緑化)

※募集件数は,1申請に対する助成予定金額の多少により変動します。

※平成23年3月11日(金曜日)までに工事完成及び報告書の提出ができるものに限ります。

※各申請受付期間内において,申請件数が募集件数を上回る場合は,先着順ではなく締切後概ね1週間以内に抽選のうえ助成対象となる事業を決定します。

※前期申請受付期間における申請件数が,募集件数に満たない場合は,引き続き平成22年8月20日(金曜日)まで,前期募集件数の枠内で先着順にて随時受け付けます。

なお、もっと詳しく知りたい方、お問い合わせやお申し込みは

京都市建設局水と緑環境部緑政課緑化推進係(電話222-3589)にお問い合わせください。

京のまちなか緑化助成事業のホームページはこちら
http://www.city.kyoto.lg.jp/kensetu/page/0000077546.html