以前に手掛けた仕事の紹介です。

昨年の2008年6月につくった庭で、個人邸新築の庭になります。

家周りの庭をつくらせていただきました。

玄関口とリビングから眺める庭です。

庭志から庭師へ-k01

リビングからの眺めです。

足元は黒御影の磨きを使用しています。

庭志から庭師へ-k02

この庭の見所は二石の石組と高さ10尺の竹垣です。

この異相の石は、もちろん自然石なのですが、自然石としてよりもオブジェというスタンスで扱いました。

竹垣は建仁寺垣の生地を斜めに組んだ創作垣です。

庭志から庭師へ-k03

写真では判りづらいですが、アクセントに上下の押縁に棕櫚縄を編み込んでいます。

景石の間にある白い丸い物体はムーンライトという照明です。

こんな写真もあります。

庭志から庭師へ-k04

施工状況の写真ですが、この石を張ってくれているのは、一緒にオーストラリアに遊びに行ったタイル屋の小林君です。

私にケチつけられるのがよっぽど嫌なのか、何も言わなくても細かいところまで丁寧な仕事をしてくれます。

次に、浴室の庭です。

庭志から庭師へ-k05

浴室の庭なので、清潔感があるよう上品に仕上げました。

御影石(桜)の2段テーブルに真紅の水鉢をあしらい、枝垂れ紅葉を添えました。

庭志から庭師へ-k06

二つの庭。

それぞれ長い間、綺麗に使っていただきたいので、できるだけ手がかからないように仕上げました。