今日はTOKUSA会の研修旅行記はお休み。

趣向を変えて、今私が気に入っている漫画を紹介したいと思います。

コレです。
庭志から庭師へ
へうげもの
「へうげ」と書いて「ひょうげ」と読みます。
『ひょうきん』という意味です。
戦国時代の武将でもあり、茶人でもあった古田織部を描いた作品。
ちょうど昨日、NHKの番組で古田織部の特集をやっていました。
ちょっとしたブームになっているのかも。

千利休の弟子でもあった織部は、利休没後も利休が作り上げた茶の湯を継承しつつ、自身の美学を追究し、徳川二代目秀忠の茶道指南役まで上り詰めた人です。
織部のデザインは非常に大胆でユーモラスです。
思わず笑ってしまいます。
例えばこんな感じ。
庭志から庭師へ
織部焼と呼ばれるわざとへしゃげて何だかわからない模様を付けた茶碗。
これが庶民の間まで広がり、一大流行を巻き起こしたんですよ。

因みにこれが利休好みの黒楽茶碗。庭志から庭師へ
庭志から庭師へ

そしてこれが遠州好み。
庭志から庭師へ

つくる茶碗もひょうげものですが、織部自身もかなりのひょうげもののようで、色々な逸話が残っています。
そんな古田織部のひょうげっぷりを描いたこの作品。

庭志から庭師へ
作者自身も自分で描いた織部のひょうげッぷりに笑い転げているかも。
そのくらい見事なひょうげっぷりです。

是非、一読すべしです。