前回のブログで中間報告させていただいていた京都の観光地、嵐山での庭工事が完成しましたので、ご報告させていただきます。

『舞妓体験処STUDIO心』さんのスタジオ用の坪庭の作成です。

これが店舗への入口です。

庭志から庭師へ

ちょっと、STUDIO心さんのスタッフブログより画像を拝借。

ここ、『STUDIO心』さんでは、本格的な舞妓はんを体験する事ができます。

庭志から庭師へ
本格的な衣装とお化粧で舞妓さんに変身。

で、友達や恋人と記念撮影。

もちろん今回、私がつくらせていただいた庭でも撮影していただけます。
ま、庭というよりも、スタジオに近いんですが。

さらに、そのまま舞妓はんの姿で嵐山のまちを散策することも出来ます。

7月の17日がSTUDIO心さんのプレオープンということで、7月17日はちょうど祇園祭の日なんです。

京都では『祇園祭で梅雨明け』と言われています。
ってことは、完成までの工事期間中は梅雨真っ只中ということになります。

案の定、工事中は連日の雨。

しかも、今年は例年以上の雨量と来たもんだから、毎日ずぶ濡れでの作業でした。

そんなことはどうでもいいんです。

私らが雨に濡れようが、槍に降られようが、エエモンが出来上がれば何の問題もないんです。

一気に作り上げたので、あっと言う間の出来事でしたが、初めに庭工事のお話しを戴いて、見に寄せてもらった時の坪庭の状態はこんな感じでした。

庭志から庭師へ

敷地は約3坪ほどの三角地。

ここを撮影スタジオにすると。。。

若干狭いと言わざるを得ません。

しかし、もう少し広かったらとか。

もう少し予算があればとか。

『たられば』を言いだすと、キリがありません。

限られた条件の中でお客さんに喜んでもらえるものをつくるのが、私に与えられた仕事です。

予算がないのも意外と得意です。

元々、あまり儲ける気がないもので。。。

っという間にパースを描き上げ~の。

庭志から庭師へ

っという間に完成です。

庭志から庭師へ

撮影スタジオということで、祇園の小路の町並みをイメージしました。

足元は石畳。
壁は既存のタイルでは味気ないので、大和塀に。
奥行きを感じさせるために、天然竹で拵えた駒寄せを設置しました。
打合せを経て、多少の変更はありましたが、概ねのイメージはパースのままです。
奥の道しるべには『左 嵐山』と刻まれています。

ここに、舞妓はんにかしこまって立ってもらうわけです。

もしくは、かしこまって床几に座っていただくわけです。

実はここ、地下室なんですよね。

道路から覗くとこんな感じです。

庭志から庭師へ
お隣の『美空ひばり館』に訪れた奥さん方が、ふらっと覗くと舞妓はんの撮影中。

「あらま~、いいじゃな~い。舞妓体験だって。娘にも教えてあげようかしら」とか。

「今度、孫娘と来て撮ってもらおうかしら」とか。

はたまた「奥さ~ん、記念に一緒に撮らな~い?」とか。

そう言っていただけると、今回の工事。

私としては、大成功ということになるんですが。

工事中、桂川は連日の雨で、ず~っと渡月橋をも流すほどの勢いの濁流でした。

庭志から庭師へ
いつもはあんなに静かな川なのに。。。

近隣のお土産屋さん等、工事中はお店の真ん前に車を停めたりと、何かとご迷惑をお掛けしました。

お奨めの『食べるラー油 舞妓さんひぃひぃ』。

辛かったですが、美味しかったです。

全国から観光に来られた方々。

せっかくの京都旅行に、青いユニック車で町並みの風情を台無しにしてしまって、申し訳ありませんでした。

庭志から庭師へ

これに懲りず、また京都へいらして下さい。

その時はぜひ、『STUDIO心』で舞妓はん体験をべーっだ!

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