麦秋(ばくしゅう)至る

 

七十二候では、今の季節をそう呼ぶそうです。

そういえば、京都って麦畑あるんでしょうか。

私が日々業務で奔走している、かつて山城と呼ばれていた京都府南部地域では見たことがないように思います。

京都から名神高速を東に上りまして、滋賀県の瀬田東ICを過ぎた辺りから、金色にたなびく麦畑がちらほらと目につくようになります。

麦畑に縁のない私なんかが見ると、田植えの時期に、なんでもう実っとんねん!!って一瞬目を疑ってしまいます。

だって、稲のイメージが強いですから。

そんな私ですから、今更ながら季節の勉強をしようとこの本を読んで、初めて麦秋という言葉を知ったのも、無理がないと言えばなくもないか。

まー〝金麦〟とか〝麦とホップ〟とかやったら、よ~く知ってるんですけどね。
あと、〝一番搾り〟とか。個人的には黒ラベルを推してます。

おっと。
話がズレていく前に本題に入ります。

今日は松原造園の置場の話です。

庭石とか庭木をストックしている場所は別にあるんですが、ダンプとかユニックとか、草刈り機とか脚立とか。

そういった常に使うものを置いております道具置場は、城陽市の主要道路となる、地元では通称『大久保バイパス』と呼ばれております国道24号線沿いっぽいところにあります。

〝沿いっぽい〟と申しましたのは、もちろん〝沿い〟ではないからです。

〝沿い〟ではないんだけれども、国道24号線を通る際にこう、ウチの道具置場がちら~っと見えたりするんですよね。

グーグルマップのストリートビューで見ると判りやすいかも。

大久保バイパスを通りつつ、東側に視線を向けますと…


 

………

。え? ありましたでしょ。

どこやねんって?なんでですのん。

なんで判りませんのん。

黄色いワーゲンビートルの少しだけ後方に、わが社の青いユニック車が写ってるし、ちゃんとデッカイ看板まで挙がってるやないですかぁ。

 

むぅ。

まさか看板が色褪せて見えなかったとか?

 

そりゃあ確かにあの看板、もう十五年。いや、二十年近くになるかも。

色褪せてるのは色褪せていますが、全く読めないのかと言われれば、どうしても読めないってことはないでしょう。

まだいける。
まだ五年くらいはいけるっ。
大体、もったいないやないかい。

なんやったら、字の縁だけでも塗り直したろか。自分で。
とは思いつつも。

う~~ん。。。
この建設業って感じがする看板。
なんだかなぁ。
車のデザインも一新したことやし。

よ~し。
いっちょ気合入れて看板をリニューアルしますか!!

でもやっぱ、結構費用もかかるし。

…もったいないなぁ。
自分らでできる範囲でリニューアルするかぁ。

いやでも、中途半端にやったところで、エエもんは出来へんしなぁ~。
やっぱ、やるんならちゃんとプロに頼まんと。。。

…みたいなことを繰り返すこと丸一年。

清水の舞台からフリチンで飛び込む、まさにそんな心境で、とうとう看板をつくり替えることを決意しました。

そういえば、隣町の京田辺市の沿道に、丁度一年前につけた看板。

 

あのときは全体に字が小っちゃ過ぎて失敗したっけ。

〝あのとき〟の記事、『看板のはなし』はこちら。面白いよ♪
http://ameblo.jp/matsu-niwa/day-20120426.html

当然のことながら、その失敗を踏まえまして。
色々と違った角度からのデザイン(記事参照)も考えてみたりしましたが、最終的には前回の失敗を克服するという意味も踏まえて、少し改良を加えたデザインを採用することにしました。

こんな感じ


 
今回も2700mm×5400mmの畳9枚分のサイズです。

会社のロゴも、その他の文章も、かなり大きくしました。

屋内で見るのと屋外で見るのとではスケールの感覚が大きく違うってことを、前回身を以て知りましたので。

デザインも決まったので、早速看板屋さんに取り付けてもらいます。

 

フッフッフッ。
計算通り。

さすがに今回ははっきりと見えるね~。

…って。。。 んん~~~?
…なんかちょっと。 …デカくなくない?

 

うん。

こりゃあ間違いなく。

…思ってたよりデカいよね!!?

マジか!!?

まさかのデカ過ぎオチとはっっ!!!

しかしアレです。

こういう失敗を繰り返して。

自分がスキルアップしていくのが、実感できます。

勉強になるな~。ウンウン。