庭NIWA春号の〝日本の庭 巡礼〟に掲載されていた
一乗谷朝倉氏の庭園遺跡の石組に一目惚れ。
一乗谷。
福井市内か。車で走って二時間半ってとこか。
イケるか。イケるな。
思い立ったら、なるべく直ぐ行動。
って、なかなか出来ないんだけど、それをモットーにしたいなと
常に考えている僕は、今回だけはその勢いのまま名神高速に乗り込みました。
越前朝倉氏が織田信長に滅ぼされて後、
再び歴史の表舞台になることはなかった一乗谷。
昭和に入って発掘されるまでの400年間、この池泉回遊式の壮大な石組も
半分くらい土に埋もれていたんだそうな。
室町時代の石組か。
直観に任せるまま来てみたけれど、うん。いいよ。
一乗谷に着いた途端、雪がしんしんと降ってきたけど、それもいいよ。
冷え込みもさらに増してゆく中、こんな日に訪れる物好きは他にいるはずもなく、
ただ一人石組と対峙するこの時間もすごくいいよ。
朽ちることがない故に、山裾に取り遺された石組。
当時の姿に復元することもなく、遺されたその姿は
たしかにもう庭園とは呼べず遺跡でしょう。
しかしそれ故に、否が応にも想像力を掻き立てられてしまうところもまたいいよ。
主となるこの立石の高さはなんと四メートル。
となると、重さは目測で五~六トンくらいでしょうか。
もちろん機械なんてあるわけないですから。
どれほどの熱意と人件費をこの庭に注ぎ込んだのか。
そんなことより、この石組の構図と言いますか構成と言いますか。
それぞれ個々の、思い思われのバランス加減、持ちつ持たれつの力加減。
そんなところを学んで、次からの自分の仕事に活かさねば。
などと、思いふけっている間に
風も出てきて、雪は横降りになりつつある。
寒さに限界が来たわけでは決してないが、
室町人の仕事に敬意を表しつつ、一乗谷をあとにしました。
2014年1月14日 at 19:42
やんかいさ! 「いいよ。」が いいよ。
2014年1月14日 at 21:06
かっちゃん。
お疲れはんです♪
まさに、いいねぇ~!いいよぉ~!
最高の時間が流れていますね…
至福のひと時とは、この事ですね。
ボクが京都に住んでいたなら、
かっちゃんと一緒に行けたのになぁ。
あっ!
独りで行くから、最高なんやんか!
( ̄O ̄;)
2014年1月16日 at 17:59
>植木屋さとちゃんneoカスタムさん
実のところ、自分でもいいよがいいね~
なんて思いながら書いてました。
大概の庭に足を運んでいるneoさんも
ここはさすがに行ったことないでしょう♪
2014年1月16日 at 18:02
>ノブヲさん
ノブさんと行ってももちろん最高ですよ。
でもまぁ、たしかに最高の時間でした。
ホンマめっちゃ寒かったけど。。。