大阪天王寺区の西照寺さまにて

境内にあります、墓地の石積の一部が崩れておりまして。

崩れてきた積石が、墓石すれすれまで迫って来てるもんですから

これは早めに直さにゃならぬということで

一旦全部外して、もう一回積み直すことにしました。

機械を入れることが出来れば、ちょちょいのちょいのシゴトなんですが。

色んなところを潰さないと、入れることが出来ませんもんで、
古来よりの方法、〝三又〟を使って人力で積み直します。

建築も土木も、仕事のやり方は随分今様に変わりましたが、
造園屋ぐらいですよ。
丸太の上に載せて、コロコロと石を転がしたり、
滑車やてこを使ったり、吊り荷に棒を差し込んで、
えっさほいさと肩に担いだり、
いまだに古墳をつくるのと、同じような作業をしているのは。

機械式のチェーンブロックを使っているだけ、まだマシですが。

なんといいましても、ご先祖様が眠る大切な場所ですから。
墓石に絶対当てないように。
墓石を絶対傷つけないように。

小さな工事でしたが、気疲れが半端なかったです。

石積工事と言えば。

地元城陽市の龍福寺さまの石積工事に、
先月末から取り掛かっております。

こちらの石積工事は三ヶ月ほどかかります。
かなりの規模です。

まずは石積みの材料を半搬入る〝搬入路〟から
造成せにゃならん、大変な工事です。

工事に入らせていただいた初日。

ご住職より、職人全員に芋焼酎を一本ずつ
いただいてしまいました。

しかも、その焼酎のラベルが〝龍福寺〟

ク~~ッ かっちょいい~

そらもう、これ呑んで頑張らんとあきまへんで!!