amazonから注文していた本が届きました。

 

現代ニッポンの庭 百人百庭

百人のこだわりの庭が載ってます。

全国津々浦々、大御所から
30代の青年庭師などの作品が100庭。

 

実はここに松原造園の作品が

…載ってません。。。残念!!

でも、いつかは
「ぜひ、現代の造園界の一隅を担う、松原さんのつくられた庭を掲載させていただけないでしょうか」
みたいなことを言われたりなんかしてみたいです。

「そう言われましても。これまで私が手掛けてきた庭はすべて、お客さん個人のものですから。私がどうこう言える立場ではないんですよ」

「そこをなんとか、松原さんの方からお願いしていただけないでしょうか」

「ん~。弱りましたね」

「これからの日本の庭をつくっていく若手庭師たち。その人たちの道標となる本をつくりたいと思っています。そのためには、やはり松原さんの作品は外せないんです。お願いします!」

「わかりました。そこまで仰られるなら、微力ながら協力させて頂きましょう」
なんつって。

妄想はこの辺にしておきまして。

〝現代の庭百庭〟です。

〝名庭百選〟ではありません。

名庭とはうたってないんです。
でももちろん、有名な作庭家の作品、
それも最新作が掲載されてたりとかします。

ただ、中には
「え?これを載せるかね」
みたいな庭もあったりもします。

まだサッと目を通しただけですが、印象として
〝選りすぐりの100庭!〟では無いのだろうなと感じました。

作品によっては、
庭全体の構成が判じ得ない写真ばかりであったりしますし。

  
 

全体的にピンポイント写真、
石と石との合端であるとか、
地面にしつらえた模様であるとか。

そういった意匠にフォーカスをあてた写真が
目立つように思います。

 

庭全体の構成としては課題もあり発展途上だけれども、
部分部分での仕事は良い出来だ、という作品が多いため。

とのことなんだろうなと推察します。

でも、それはそれで、実は目茶苦茶勉強になったりします。
お寺の庭を見るよりも、より実践的で10倍は勉強になります。

 

考えて、挑戦して、悩んで、失敗して、学んで、また挑戦する。

最前線で活躍する庭師たちも
同じようにそんなことを繰り返しているんだということを、
行間ならぬ画像間に垣間見ることのできる
良作の写真集です。