11月突入ですか。

そういえば、少し前くらいから、脚立を積んだ軽トラックとすれ違う機会が多くなったように思います。
あちこちと、庭木の手入れで忙しくなってきたようです。

お庭のお手入れシーズン到来です。

同業者の皆さん、町を美しく綺麗にするために走り回っておられる。
我々も勿論、負けじと頑張っておりますよ。

松原造園の電話も、この時期は鳴る回数がいつもよりも増しております。
剪定ご依頼のお電話、いつもありがとうございます。
混みあってはおりますが、順次お伺いさせていただいております。
必ず綺麗にさせていただきますので、暫しお待ちを。

そんな手入れシーズンの中、私個人はと言えば、幕末の頃、坂本龍馬が京都で活動する際に宿として使っていた、伏見の寺田屋のすぐ近くにて、庭づくりの真っ最中であります。

ちなみに歴史好きであるところの、息子に坂本龍馬に因んだ名前まで付けているほどの僕は、もうとっくに観光も済ませました。

何度も来てるんですけどね。

京都では伏見と言えば、水が旨いことで有名です。
水が旨いので、この辺は黄桜や月桂冠といった有名どころの酒蔵が立ち並んでおりまして、僕が庭先で石をこう立てておりますと、どこからともなくぷ~んとお米を発酵させた匂いが漂ってきます。

なんと甘く恐ろしい誘惑。
これは効きます。

さらに昔の酒蔵を改装した、ええ雰囲気の料理屋さんも周りに仰山ありまして。

益々僕を誘惑しよります。

普通の職人やったら、誘惑に負けてスコップを投げ出してるとこでしょうね、恐らく。
しかしそこは私、やはりプロとして見事、雑念に打ち負けることなく立派に石を組んでやりましたよ。

冗談はさておきまして、伏見港の風情と言い、竜馬通りと言い、ホントに最高の雰囲気の町並の中で仕事をさせていただいております。

そしてようやく、庭づくりは佳境を迎えております。

完成したら、またブログで報告させていただこうと思っております。