国内で唯一の庭の専門誌なんだそうです。
年間に6冊、隔月で奇数の月だけ刊行されています。

我が社も定期購読を申し込んでおりまして、もう20年以上になります。

その名も『庭』。

それにしても、『庭』って…(-“-;A
ネーミングがあまりにもストレート過ぎやしませんか。

それもそのはず。
専門誌ですから、この雑誌の内容自体が一般の方を意識した内容となっておりません。

『季節ごとの庭園観光案内』とかも載ってませんし
昨今ブームとなった『パワースポット情報』とかもないです。

『これで彼女のハートをキャッチ!!庭園巡りデートコース』などという特集どころか
『今日のあなたの運勢?』なんてコーナーもあるわけない。

今、日本でもっとも熱い庭師たちの仕事を豊富なカラー写真で紹介し、
さらにその庭をつくった作者の経歴と人間性や庭に対する精神性、考え方を
数ページにわたってびっしりと掲載するといった内容。

他にも、ほんものの職人の道具や将来が期待される
若手作庭家を作品とともに紹介したり。

海外で活躍する日本人庭師たちの最新情報とか、
ただ純粋に庭を楽しみたい人から見れば、どうでもいいマニアックな内容ばかり。

ですが、私らのような作り手からすれば、
それらはもうガンガン刺激される内容なんですよね。

クッソー!! 造園で上を目指す以上、
いつかはこの本で紹介されるような作品をつくってみたいゾウ。

と、いつも思いつつ、
紙に穴があくほど睨みつけながら、楽しく読ませていただいております。

なのに、ついこの間。

何気にバックナンバーをペラペラと呼んでおりましたらば、
ふと目にとまった『ならフェア』の文字。

庭 2010年11月号。 No.196
85ページ -奈良と海外を結ぶ庭づくり-

むむ。

こんな記事、憶えがないぞ。

こんな大事な記事をうっかり見落としてしまっていたようです。

ならフェアと言えば、一昨年に奈良県で開催された
『全国都市緑化ならフェア やまと花ごよみ2010』のことです。

そう。

私を含めたブロガーの造園屋、植木屋たち5人による
『チームTOKUSA』も参加し、見事金賞を受賞した、あのイベントですよ。

気になるのは、記事の内容です。

ならフェアの出展庭園『暮らしの辻部門』で金賞を受賞した、
1975年生まれの奈良で造園屋さんをやっておられる
高橋成善さんの作品を紹介した記事でした。

ほっほう。奇遇ですね。
われらTOKUSAも、『暮らしの辻部門』で金賞をいただいたんですよね。

白黒写真ですが、本にそのときの出展庭園の写真も掲載されています。
ああこの作品。憶えていますとも。
私らのブースの裏の方じゃ御座いませんか。

そういえば確か、開催中に私ったら何気に写真撮ってましたよ。

そうそう。この庭この庭。

記事を読み進めます。

…ナニナニ。

あのイギリスのチェルシーフラワーショーで3年連続ゴールドメダリストに
輝いたモスマンこと石原和幸氏のもとで、スタッフとして参加した経歴を持つと。

…フムフム。
すごいんやないですか。

なんか…。

沸々と込み上げてきましたよ。

一昨年の本の記事を見て、『今頃気付いたんかい!!』と、
突っ込まれるかもしれませんが、燃えてきましたよ。メラメラと。

何気な~く、今年の全国緑化フェアの開催場所を調べて見ましたらば、
なんと東京じゃないですか。

しかも、出展庭園の募集が始まったばかり。

東京が。。。
なんとな~く呼んでるような気がしてきましたよ。

P.S

記事の内容が気になる方はメッセージ下さい。
PDFで送りますよ(^-^)/
まあ、今更なんですが…。