気温も上がり、新芽も出揃い始めてきたので、昨年末につくらせて頂いた庭の様子を伺ってきました。

庭志から庭師へ-宇治F邸01

 万両が上の部分だけ枯れてましたが、庭全体的には、元気よく芽吹き始めていました。

 杉苔に関しては、これから訪れる夏が勝負でしょう。様子を窺いながら、たっぷりと水をあげて下さい。


庭志から庭師へ-宇治F邸02

この連珠模様の水鉢と青石を使った蹲踞は、イッパツで頭で描いた通りに組めました。

特に水鉢の苔の乗り具合が落ち着いてよい。

満足です。


庭志から庭師へ-宇治F邸03

白い円柱の物体は、飛び石です。

この飛び石だけ、理想通りの商品がどこを探しても見つからなかったので、つくらせました。

なので、残念ながら、飛び石だけまっさらでまっ白です。

その内、月日の経過とともに、苔も乗り、庭に溶け込んでいってくれるでしょう。

庭志から庭師へ-宇治F邸04

この照明は、瓦でつくった手作りの照明です。

無理を言って、瓦屋さんにつくってもらいました。

庭志から庭師へ-宇治F邸05

因みに、上の照明は「福」のF、下の照明は達磨をモチーフにデザインしています。

伺った時間が昼間だったため、あいにくご主人は仕事で留守でした。

ご主人が、植物が好きな方なので、話が聞ければよかったんですが・・・。

また、仕事の合間にでも、寄ってみようと思います。