庭志から庭師へ-淀川ツツジ

我が家に咲く淀川ツツジ。八重です。

綺麗です。

ツツジは好きです。

好きなんですが、もう一人の自分は、いつも、早く花が散ることを願ってしまいます。

なぜなら、ツツジの花が咲き終わる5月下旬から、植木屋さんは、俄かに忙しくなるんです。

ツツジは花が終わるとすぐに刈込みます。

因みに刈り込むとき、花柄の根元までしっかりと刈り込むことが大事です。花柄を残すと、種をつけるので、翌年の花付きが悪くなります。

そして、その頃には、雑草もぼうぼうになり、草刈りも始まります。

個人の庭も、マンションの緑地も、街路樹も、植物は、当たり前ですが、場所を選ばず一斉に動き出すので、仕事が全部重なってきます。

まさに、てんやわんやのきりきりまいです。

なのに、正月からこっち、植木屋は、いわゆるオフシーズンで、毎年この時期は、特にこれといった仕事もなく、置場の整理をしたり、ちょこまかと、細かい仕事をつないで何とか凌いでる有様です。

で、やることないんで、置場の角に、青石をたてました。

庭志から庭師へ-置場で遊ぶ

まだ壁を塗ってないのですが。

また、完成したら披露したいと思います。

辛い・・・

仕事が詰まってないのは、ホント辛い。

で、冒頭のように「早く花が散ってほしいな~」と願ってしまうんです。

そうです。

植木屋は、季節の商売なんです。

これが、植木屋が儲からない致命的な理由です。

悲しい話でした。