気まぐれに、過去の施工作品の紹介をしたいと思います。
今回は、
2年程前につくらせていただいた学園前の庭。
ガーデンデザイナーの「GPN」中川孝司氏の設計で、松原造園が施工しました。
まずは、外壁の写真から。
敷地がかなり広いので、外壁だけでもかなりのボリュームでした。
ブロックの壁には、大小様々な形の穴をあけています。
壁の圧迫感の緩和や風通しのためです。
ランダムに開けているように見えますが、実はミリ単位で図面に描かれています。
庭園内の植栽や構造物の位置が関係してきますので、正確さが必要です。
自然石を多く使う日本庭園と違い、外構工事は設計がいのちです。
平面図はこんな感じです。
アプローチのカーブまで正確に明示されています。
ここまでしっかりした図面なら、設計側と施工側のトラブルはほとんどありません。
図面部分のアプローチの施工状況です。
仕上がりはこんな感じです。
砂利の洗出しで仕上げています。
石張りのアプローチの施工状況です。
石張りも、職人によって表情が違います。
四角い材料を使うのは、誰がやってもあまり変わらないのですが、ここがセンスの見せ所です。
アプローチの完成。
続いて門廻り。
門廻りの完成
門扉やフェンスは、デザイナーGPNがデザインした手作りのロートアイアンです。
重量感や質感が、機械で作る既成品とは比べ物にならないくらい違います。
値段も、比べ物になりませんが。。。
しかし。毎日使う門扉ですから、やっぱり本物がいいですね。
夜の景です。 素敵です。
プライベートにはもったいないような。。。
その他、テラスや手洗い、パーゴラなどの写真や手作りのランプシェードなど、
まだまだ載せたい写真があるんですが。
実は、松原造園のホームページに、詳しく載せています。
https://happa.biz の「2th Living」へ。
興味のある方は、是非参考に。。。
2009年5月11日 at 22:05
素晴らしいですね。
石張りは、捨コン打って、モルタルで張ってるんですか?違うこ工法なんですかね?
らランプシェードも素敵です。
だから、瓦のランプシェードなんですね。
つながった気がします。
僕も、こんな外構工事いつか、施工してみたいです。設計も勉強中です。
2009年5月12日 at 14:24
>庭師&百姓さん
毎回、覗いて下さってありがとうございます。
>石張りは、捨コン打って、モルタルで張ってるんですか?
捨てコンを打って、モルタルというより、どちらかと言うと、空練りに少し水を加えたようなモルタルで張ります。
具体的に言うと、手で握ると固まるくらいの水加減です。
それで、ある程度石を据え付けたら、一枚ずつめくり、タイルを張るように、ノロで張り付けています。
少し手間ですが、ノロで張っておくと、後々めくれることがまずないので、私はこのやり方でいつも張っています。
庭師&百姓さんはいつもどうやって張ってるんですか?良い方法があれば教えて下さい。
2009年5月12日 at 21:30
こんばんは。
拝見して勉強させていただいてます。
意見交換ということで、お読みください。
うちは、ベースコンクリートを一度打ちます。
その後、モルタルをあらかじめ練っておきます。やはり同じように、石を配置してモルタルを置き石を張っていきます。
モルタルに、ベースタックと言う接着剤を入れて
後々はく離しないようにしています。
少し硬めのモルタルと配置ノロこれがあんな風にきれいに張れるコツなんですね( ̄∇ ̄+)
モルタルの硬さで面のゆがみを消して、ノロで張り付けですね?あってるかな?
勉強になりました。これからの石張りの参考にさせていただきます。ありがとうございます。