先日、「論語百章」という本を購入しました。

 

論語にちなんだ本は数冊、既に愛読していましたが、

サブタイトルが、「子どもと一緒に読む論語」とあったので、

買ってしまいました。

 

今年、小学校1年生になったばかりの長女を呼んで

二人で声に出して、読んでみました。

素読すると、2人でことば遊びしているみたいでなんか楽しい。

 

今、政治家はもとより、日本人のモラルの低さがよく指摘されています。

私自身、さらにモラルのない人間ですので、

子供たちに教えてやることができないと困っていました。

そこ出会ったのが「子どもと一緒に読む論語百章」です。

子供と一緒に読むことで、自分も学び、

子供が大きくなって、自分を見つめたときや友人に裏切られたとき、

私心で物事を進めようとしたときなど、人生の岐路に立ったときに、

「そういえば、パパと小さい頃に論語を読んだなあ」

「パパは私に論語を通して、人間として大切なことを伝えたかったんだなあ」

と、後々思ってもらえる。そして、

「パパはやっぱり、立派で素敵だなあ。大好き」

と、こうなるわけです。

 

なんて、素晴らしいな本なんでしょう。

一体、こんな素敵な本、どこの誰が出版した本なんでしょう。

 

ん?何か本に挟んであるぞ。

「致知出版社  人間学を探求して三十年」

「『月刊 致知』 定期購読のご案内」

なんと!! 人間学の月刊誌なんてあったのか!!

 

購読しましょう。

「新刊の紹介」

タイトル「小さな人生論」

サブタイトル「いま、いちばん読まれている人生論」

 

購入しましょう。

 

 

 

「パパ素敵」などと、妄想醒めやらぬ間にインターネットで申し込み。

申し込んだだけで、もう立派な人間になったような気分で

満足げに煙草に火をつける。

しかし、冷静に考えれば、子供に好かれたいなどという動機が既に不純です。

立派な人間への道のりは遥か遠いようです。