今回、紹介させていただく作品は、ガーデンデザイナー中川氏との仕事です。

1年前。

去年のちょうど今頃、暑い中、やっていたことを思い出します。

施工前の風景です。

庭志から庭師へ-miyake01

ベニカナメの生垣にサツキの寄せ植え。

毎日毎日、幾度となく見る生活の風景です。やはり、これでは淋しいように思います。

そして、中川氏のプランニングが始まりました。

庭志から庭師へ-miyake02

模型とラフスケッチです。

この模型、すごいでしょ。初めて見せてもらった時は感動しました。

すごく精密にできてるんですよ。

庭志から庭師へ-miyake04

そして、ここからが私の出番となります。

しかし、

私が頑張っているところの写真はないので、一気に完成です。

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完成直後の風景。

表札も手作りのアイアンです。

庭志から庭師へ-miyake05

鉄がこんなにも柔らかく、暖かみがあるのは、やはり人間の手で納得いくまで作り込むからです。

機械で作る品物では、この味はでないでしょう。

続いて門を入ってすぐの風景です。

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石張りのアプローチをつたい、左側が玄関。真っ直ぐ行くと、リビングの庭になります。

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リビングのアプローチ。

カラーモルタルで仕上げています。

そして、リビングからの風景です。

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奥行きは3メートルほど。

決して広いスペースではありませんが、飾り棚やベンチ、照明の配置からタイルの枚数まで、細部のデザインをこだわりぬいて設計されています。

だから、なにもない、さら地のときより広く感じます。

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夜の景です。

ランプシェードの優しく温かい灯りが庭園をさらに演出します。

リビングの入り口のそばには木製の手洗いを設けました。

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そして、ちょうど1年後、今日撮影してきた庭の風景です。

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実は現在、庭園の改修工事をさせていただいているのですが、この工事は、今日紹介させていただいたお庭のお施主さんからの紹介なんです。

お施主さん同士が近所のお友達で、この庭を見て、大変気に入っていただいたようで、お庭の方を触らさせていただける運びとなりました。

すごくありがたいことです。

やはり、こういう評価をしていただけるのは、一生懸命つくった分、嬉しさも一際です。

最後に現在施工中の写真です。

庭志から庭師へ-kondo

リビングの庭にあたります。

アクセントのタイル貼りやレンガ積みが終わり、後は壁の仕上げと土間の仕上げ、植栽を残すのみです。

完成すれば、また改めて紹介したいと思います。